50坪の土地活用おススメ14選!収益を最大化する活用方法は?

50坪 というと、戸建て住宅の敷地としては広い方ですが、土地活用をするにはやや狭い部類の土地になります。
ただし、それなりにゆとりのある土地であり、様々な土地活用の選択肢が考えられます。
「限られた土地で可能な限り収益を上げたり、節税をしたい」とお考えの方も多いことでしょう。
そこでこの記事では、「50坪の土地活用」を検討している方に向け、
- 50坪で土地活用をするメリットとデメリット
- おススメの活用法
- 失敗リスクを回避する50坪の土地活用の始め方
について紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
1.50坪で土地活用をするメリット
「50坪だと土地活用するには狭いのかな?」と心配している方もいらっしゃるかと思います。
本章では、「50坪で土地活用をするメリット」について以下の2点を解説します。
- 1 元自宅のような土地を活用できる
- 2 リスクを抑えることができる
それではひとつずつ見ていきましょう。
1-1.元自宅のような土地を活用できる
50坪というと、ちょうど元自宅のような土地の広さです。
実際に、相続した実家の土地を活用する方はたくさんいらっしゃいます。
50坪の土地は、個人が元々自宅の建設のために買ったような身近な土地であることが多いため、相続などで引き継いだ土地等を有効活用することができます。
1-2.リスクを抑えることができる
50坪の敷地は土地活用をする上では決して大きくないことから、リスクを抑えることができるという点がメリットになります。
建物投資額も1億円未満となることが多いため、土地活用としては投資額を抑えられる方です。
投資額が大き過ぎると、失敗したとき損失も大きくなってしまいます。
投資額が少ないということは、リスクも抑えられるということ を意味します。
また、投資額を抑えられれば、投資額の内訳として自己資金の割合を増やし、借入金の割合を減らすことができます。
自己資金の割合を増やすことができれば、借入金返済リスクを減らすことができますので、より安全な投資をすることが可能です。
規模が比較的小さいため、初心者の方でも安心して土地活用を始めることができます。
2.50坪で土地活用をするデメリット
50坪で土地活用をするデメリットは、主に以下の2点です。
- 1 大きな収入が得られない
- 2 中高層の土地活用は難しい
それではひとつずつ見ていきましょう。
2-1.大きな収入が得られない
50坪で土地活用は、大きな収入が得られない点がデメリットとなります。
前章で50坪の土地活用は、「投資額を抑えられることでリスクも抑えられる」というメリットを紹介しました。
しかしながら、投資額が抑えられるということは、収入も抑えられてしまうというデメリットも生み出します。
土地活用は、大きな投資をする方が、収入も大きくなります。
50坪の土地では建てられる建物の規模に限界がありますので、収入をそれほど大きくすることはできないのです。
2-2.中高層の建物の土地活用は難しい
50坪で土地活用では、中高層の建物の土地活用が難しいというデメリットがあります。
土地活用では、立地によっては賃貸マンションやオフィスビル、ビジネスホテル等の中高層の建築物を建てられる場所もあります。
しかしながら、50坪の敷地の場合、たとえ高層建築物が建てられるエリアであっても、実際に高層建築物を建てるのは厳しいです。
理由としては、エレベーターの存在があります。
50坪のような敷地でエレベーター付きの建物を建ててしまうと、各階にエレベーターが占める面積の割合が大きくなり、非効率な建物となってしまいます。
エレベーターがあることで賃貸面積が大きく削られ、エレベーターの維持費も考慮すると逆に収益性が劣る建物となる傾向です。
そのため、50坪で高層の建物を建てる場合、「4階建てのエレベーターなし」の物件に留めることがよくあります。
エレベーター付きの物件は敷地にある程度の余裕がないと非効率となるため、50坪の物件だと中高層の土地活用は現実的に難しいのです。
3.50坪でできるおススメの土地活用
「収益を最大化したい」「できるだけ初期費を抑えたい」「節税効果を得たい」など、土地活用の目的や条件は様々です。
この章では、50坪の土地に適した活用法14選を紹介しますので、それぞれの特徴を押さえた上で検討を進めてみてくださいね!
- 1 アパート
- 2 自由設計のマンション
- 3 戸建て賃貸
- 4 賃貸併用住宅
- 5 店舗併用住宅
- 6 ガレージハウス
- 7 シェアハウス
- 8 デイサービス
- 9 小規模店舗
- 10 保育所
- 11 コワーキングスペース
- 12 レンタルオフィス
- 13 トランクルーム
- 14 コインランドリー
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
3-1.アパート
50坪の土地活用では、まず検討したいのがアパートです。
アパートは、理想としては60坪以上あることが望ましいですが、50坪程度でも建築することは十分に可能です。
50坪で建てるアパートは、「2階建てで25平米の1Kが6戸」のようなイメージの物件になります。
アパートは、各戸の面積を小さくすることができ、賃料単価を上げることができます。
単身者向けのアパートは、賃貸需要も高く、空室も埋まりやすいという点がメリットです。
50坪のアパートの場合、駐車場は確保できないケースも多いといえます。
そのため、駅から徒歩10分圏内の物件等、駐車場が必須でないエリアの方が望ましいです。
2階建てのアパートなら、木造や軽量鉄骨造といった比較的建築コストの安い材料で建てられる 点もメリットとなります。
3-2.自由設計のマンション
50坪なら自由設計のマンションも考えられます。
自由設計とは、その敷地の特徴に応じて、ゼロから自由に設計して建てる建物のことです。
狭い土地でも、その土地の形状や大きさに合わせて設計を行いますので、賃貸面積を最大化したマンションを建てることができます。
ただし、マンションといっても50坪の場合、エレベーターまで作ってしまうと効率を落としてしまうことになります。
そのため、自由設計のマンションをする場合には、割り切って「4階建てのエレベーターなし」とすることをおススメします。
3-3.戸建て賃貸
50坪の土地活用は、戸建て賃貸も候補の一つです。
50坪であれば、庭や駐車場も付いた十分な広さの戸建てを建てることができ、競争力も高くなります。
ただし、戸建て賃貸はアパートよりも収益性は低くなります。
戸建て賃貸はターゲットがファミリー世帯であり、単身者向けのアパートと比べると賃貸需要が限定的です。
戸建て賃貸は、一戸あたりの賃貸面積が広いため、賃料総額が上がってしまい、賃料単価は下がる傾向にあります。
そのため、賃貸需要が限定的で賃料単価も低いことから、戸建て賃貸はアパートよりも収益性が低くなってしまうのです。
よって、まずはアパートを検証してみて、無理そうであれば戸建て賃貸を検討することをおススメします。
3-4.賃貸併用住宅
賃貸併用住宅は、自宅とアパートを一体化した建物のことです。
50坪の土地は戸建て住宅としては比較的広めであることから、自宅とアパートをセットにした賃貸併用住宅も適しています。
賃貸併用住宅は、自宅部分を50%以上とすると住宅ローンを使って建物を建てることができます。
住宅ローンは、アパートローンよりも金利が安く、長期で組むことができるため有利です。
自宅用の土地が他にない場合には、賃貸併用住宅を検討してみてもいいかもしれません。
※金融機関により条件が異なりますので、詳細な条件は各金融機関に行ってください。
3-5.店舗併用住宅
店舗併用住宅は、自宅と店舗を一体化した建物のことです。
自分で店舗を経営したい人は、店舗併用住宅の選択肢も考えられます。
50坪の土地であれば、1階に店舗を配置し、2階を自宅とすることでも十分な広さの店舗と自宅を確保することができます。
3-6.ガレージハウス
ガレージハウスとは、車庫と住居が一体となった賃貸物件のことです。
ガレージハウスは、戸建てに室内駐車場を付設した建物なので、50坪なら十分に可能です。ガレージハウスは、「付加価値のついた戸建て賃貸」であることから通常の戸建て賃貸よりも賃料も高く設定することができます。
車で移動することを前提としているため、駅から離れた立地でも可能な土地活用です。
3-7.シェアハウス
50坪の土地活用は、シェアハウスも選択肢の一つです。
シェアハウスは、1人当たりの賃料総額を抑える代わりに、賃料単価を高く設定することができるため、収益性を高くすることができます。
シェアハウスは、建物用途は「寄宿舎」です。
寄宿舎とは、玄関、キッチン、トイレ、浴室等が共用で、寝室だけ個別に分かれた建物のことです。
厳密には戸建ての「住宅」の用途とは異なりますので、シェアハウスを行いたい場合には、あらかじめシェアハウスを希望することをハウスメーカーに伝える必要があります。
3-8.デイサービス
デイサービスとは、通所介護施設のことです。
デイサービスの施設は、戸建て住宅街の中にあり、建物規模も一般的な戸建て程度の物件がよくあります。
住宅街の中にある50坪の土地であれば、デイサービスの可能性は十分になります。
介護事業者への一棟貸しとなるため、収益は安定し、手間もほとんどかからないことが特徴です。
3-9.小規模店舗
商業立地の土地であれば、小規模店舗も可能です。
店舗の区画は20坪以上あれば、レストランや美容院等に貸し出すこともできます。
50坪であれば、来客用の駐車場も確保できますので、小規模店舗の敷地としてはちょうど良い広さです。
店舗は住宅よりも賃料単価が高いため、高収益の土地活用ができます。
3-10.保育所
50坪の土地であれば、保育所の可能性もあります。
定員が6 人~19 人で3 歳未満児のみを対象とする小規模保育事業の保育園は、土地の面積は150平米(約45坪)が目安です。
よって、50坪の土地であれば小規模保育事業の保育園用地としての可能性があります。
保育園は保育園事業者への一棟貸しであり、収益は安定し、手間もほとんどかからないことが特徴です。
都内は住宅の方が収益性は高いですが、郊外の場合、住宅よりも保育園の方が賃料単価は高いケースがあります。
3-11.コワーキングスペース
コワーキングスペースとは、事務所スペースを共有で貸し出す会員制の施設です。
シェアオフィスとも呼ばれます。
リモートワークが普及し、自宅に仕事スペースを確保できない人たちの利用が増えています。
高速インターネット回線を完備し、コピー機やFAX、ドリンクサーバー等を設置します。
3-12.レンタルオフィス
レンタルオフィスとは、貸会議室のことです。
コワーキングスペースは会員が月額の会費を支払うことでいつでも自由に使える施設ですが、レンタルオフィスは予約したときだけ利用できる時間貸しスペースになります。
住宅街の中にある戸建てタイプのレンタルスペースには、「ママ会」や「ホームパーティー」、「ヨガ教室」、「動画撮影」等のニーズがあります。
3-13.トランクルーム
トランクルームは、コンテナハウスと呼ばれるコンテナに似た建物を建築し、荷物置場としてスペースを貸しだす土地活用のことです。
コンテナハウスは1個あたり9坪弱ですので、50坪の広さがあればできる土地活用です。
駅から離れたような土地で、住宅や店舗の賃貸需要がないような立地でもニーズがあります。
3-14.コインランドリー
コインランドリーとは、店舗内に洗濯機や乾燥機を設置し、設備の利用料を取る形式のビジネスのことです。
店舗面積としては10坪程度から可能であり、20坪程度の店舗面積が標準となります。
コインランドリーは、来客用の駐車場を設けることが望ましいため、50坪の土地であれば駐車場も完備した店舗とすることができます。
4. 失敗リスクを回避する50坪の土地活用の始め方
50坪の土地活用で失敗を回避するのなら、まずは自分の土地でどのような土地活用ができるかをプロに相談することからスタートしてください。
自分の土地で何ができるかは、主に「土地の利用規制」と「賃貸需要」の2つで決まります。
土地には、都市計画法や建築基準法、条例等によりどのような建物が建てられるかの規制がかかっています。
これらの規制を全て把握するのは難解であり、どのような建物が建つかを知るには一級建築士の力が必要です。
また、建てられる建物がわかっても、「誰がいくらで借りるか」という賃貸需要が分からないと土地活用はできないです。
賃貸需要を把握するには、管理会社等のプロの力が必要となります。
「土地の利用規制」と「賃貸需要」の2つを把握するには、ハウスメーカーや土地活用の専門企業に相談するのが確実な近道です。
ハウスメーカーや専門企業は、土地の利用規制を正確に把握しており、建物や設備を適切に設計することができる上、賃貸需要についても常に最新の情報を持っています。
また、一級建築士事務所に簡易な設計プランの相談をすると20~30万円程度の費用が掛かりますが、ハウスメーカーや専門企業では無料で対応 してくれます。
ただ、ハウスメーカーや専門企業によって、初期費・運用方法・収益性など違いがあるため、活用法を決める際には「複数の企業からの見積もりを比べた上で自分の条件に合うものを選ぶ」というステップが不可欠 です。
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50坪の土地を最大限生かした土地活用を無料で見つけることができますので、ぜひ上手に活用してください!
まとめ
いかがでしたか。
「50坪の土地活用」について解説してきました。
自分の土地の立地条件や期待する収益性や節税効果など、様々な条件に合致する活用法をしっかり吟味して選ぶことで、上手にリスクを回避するようにしていきましょう。
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