【初心者向け】空地の固定資産税はいくら、いつ、どのように払うのか?
空地の固定資産税を支払う際は、以下を目安とお考えください。
項目 | 目安 |
---|---|
空地の固定資産税は いくらか? |
「地価 の7割 × 標準税率(1.4%)」が目安 |
固定資産税を いつ払うか? |
|
固定資産税を どのように払うか? |
|
本記事では、空地の固定資産税の目安や計算方法、支払い時期・方法について解説します。
また、固定資産税を軽減する方法も説明しているので、ぜひ参考にしてください。
1.空地にかかる固定資産税はいくら?
空地とは農地や宅地などで使用されず、使用されないまま放置されている土地です。
空地の固定資産税の計算は、次の計算式で算出できます。
固定資産税課税標準額(固定資産税評価額)×標準税率(1.4%)
各自治体によって決定される土地の評価額に基づき課税基準額が計算され、課税基準額に固定資産税の税率が適用することで、固定資産税が算出されます。
また、建物が建っていない空地は住宅用地の減額措置が適用されないので、建物がある場合に比べて固定資産税が高くなります。
1-1.固定資産税の「評価額」と「課税標準額」
固定資産税の評価額は固定資産の価値を示しており、各自治体が固定資産評価基準に従って土地の評価額を決定します。
評価額は「地価の7割」を目安にするとよいでしょう。
正確な評価額を把握したい場合は課税明細書や固定資産評価証明書で確認できます。
空地の場合、評価額と課税標準額は同額になるケースが多いため、
(地価 × 70%)× 標準税率(1.4%)
という計算式で概算の固定資産税を算出することが可能です。
また、地価を調べる方法はいくつかあり、「全国地価マップ」で検索できます。
参考:一般財団法人 資産評価システム研究センター「全国地価マップ」
1-2.空地の固定資産税のシミュレーション
空地の固定資産税のシミュレーションを行います。
例えば、1㎡あたり10万円の土地を200㎡所有しているケースでは、固定資産税のおおよその目安は「19.6万円」です。
- 地価公示:1㎡=10万円
- 土地面積:200㎡
固定資産税 | シミュレーション |
---|---|
土地の 固定資産税 |
固定資産税=19.6万円 ※課税標準額=固定資産税評価額=1,400万円 |
土地(更地)のみと建物が建っている土地の固定資産税の違いについては下記記事で詳しく解説しているので、あわせてお読みください。
空地活用の検討には、
まず一括プラン請求を!
空地はそのまま放置していても毎年固定資産税が発生するので、土地活用することで税金を軽減できます。
下記のボタンからプラン請求いただくと、空地活用に信頼と実績のある企業を、最大10社にまで絞り込んで紹介をしています。
2.固定資産税の支払い時期と支払い方法
固定資産税の支払い時期と支払い方法は、以下のとおりです。
同一市区町村内に自宅を所有している場合は、空地の固定資産税と合算して支払います。
項目 | 内容 |
---|---|
支い払時期 |
|
支払い方法 |
|
なお、固定資産税の支払い時期や方法は各自治体によって異なります。
毎年4月〜6月の間に届く固定資産税の納税通知書で、正確な納付時期や支払い方法を確認するようにしてください。
3.空地の固定資産税の負担を軽減する方法
空地の固定資産税の負担を軽減する方法を紹介します。
施策 | 内容 |
---|---|
住宅用地の軽減措置を適用させる | 一戸建てを建てて住む、もしくはマンションやアパートを建てて賃貸経営する |
土地活用して収益を上げ、 収益分を固定資産税に充てる |
固定資産税は安くならないが、駐車場やトランクルームなどの土地活用を行って収益をあげる |
固定資産税を安くする | 農地に地目変更する |
売却する | 空地の所有権を手放すことで、納税義務を負わない |
空地の立地や状況などにもよりますが、空地の固定資産税を負担に感じている場合はぜひ検討してみてください。
空地の固定資産税は課税標準額と税率で決まります。
- 固定資産税 = 課税標準額(固定資産税評価額)× 1.4%(標準税率)
- 固定資産税評価額は地価の7割を目安にできる
詳細は「1.空地にかかる固定資産税はいくら?」にて解説しています。
自治体により支払い時期と支払い方法が異なります。
- 一括払い、または年4回の分割払いを選択できる
- 宅地や建物のなど他の固定資産と合算される
- 窓口や口座振替などさまざまな方法で支払える
詳細は「2.固定資産税の支払い時期と支払い方法」にて解説しています。
電話でもプラン請求をお受けします。「個人情報の取り扱いについて」に同意の上、お電話ください。