【初心者向け】「土地(更地)のみ」と「建物あり」の固定資産税額の違いを解説
「土地(更地)のみ」と「建物がある土地」では固定資産税額が異なり、「土地(更地)のみ」の方が固定資産税は高くなります。
この違いは「住宅用地に対する課税標準の特例措置」が適用されるかどうかによるものです。
本記事では、「土地(更地)のみ」と「建物がある土地」では固定資産税額の違いについて解説しています。
「固定資産税の基礎知識」や「固定資産税が高い場合の対処法」については、下記記事で詳しくは解説していますので、あわせてご確認ください。
1.「土地(更地)のみ」の固定資産税は「建物がある土地」より高くなる
土地のみの場合、固定資産税は建物がある土地に比べて、3~6倍に高くなります。
理由は「固定資産税の住宅用地特例」が適用されないためです。
1-1. 固定資産税の住宅用地特例とは
建物がある土地については以下のような軽減措置が取られており、固定資産税課税標準額を小さくすることで、固定資産税を軽減できます。
要件 | 固定資産税課税標準額 |
---|---|
小規模住宅用地 (住宅用地で住宅1戸につき200㎡以下の部分) |
固定資産税評価額×1/6 |
一般住宅用地 (住宅用地で住宅1戸につき200㎡超の部分) |
固定資産税評価額×1/3 |
例えば、小規模住宅用地に該当する部分であれば、固定資産税課税標準額は固定資産税評価額の6分の1になり、固定資産税は低くなります。
ただし、建物がある土地では、建物に対しても別途固定資産税がかかるので注意が必要です。
固定資産税の計算方法や軽減措置については下記記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
2.固定資産税額の算出方法
固定資産税は以下の方法で算出することができます。
【土地(更地)のみの固定資産税】
固定資産税=
課税標準額(土地の固定資産税評価額)×標準税率(1.4%)
【建物がある土地の固定資産税】
固定資産税=
課税標準額(土地の固定資産税評価額×1/6もしくは 1/3 )×標準税率(1.4%)
例えば敷地面積や固定資産税評価額が同じ土地でも、建物の有無により以下のように固定資産税が異なります。
土地(更地)のみ | 建物が建っている土地 | |
---|---|---|
広さ | 200平方メートル | 200平方メートル |
固定資産税評価額 | 1,000万円 | 1,000万円 |
固定資産税 | 約14万円 | 約2万3,000円 |
固定資産税課税標準額と評価額の違いについては、下記記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
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更地にかかる固定資産税は、建物が建っている土地よりも3~6倍高くなります。
これは、建物が建っている土地であれば住宅用地の特例措置を受けられるためです。
ただし、建物が建っている場合は建物にも固定資産税が課されることになります。
詳細は「1.「土地(更地)のみ」の固定資産税は「建物がある土地」より高くなる」をご確認ください。
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