【詳しく解説】三角地の活用方法おすすめ7選!メリット・デメリットも説明

この記事を読むと、
- 三角地にもメリットはあり、土地活用方法は多くある
- 三角地をうまく活用するには、間取りや活用方法の工夫が必要
- 成功するには三角地の活かし方をよく知る土地活用企業を選ぶことが必要
といったことがわかります。
なお、狭小地での土地活用を具体的に検討されている方は、下のフォームからご自身の土地に合った経営プランの一括請求をすることもできます。ぜひご利用ください。
1.三角地でも土地活用はできる
三角地とは三角形の土地で、よく見られるのは1本の道路が2方向へ分岐するポイントや、角地で隅切りされた結果残った土地などです。
一般的な建物は長方形であることが多いため、土地活用の難易度が高いことで敬遠されがちですが、実際に三角地でもさまざまな活用方法が考えられ、決して土地活用できない土地ではありません。
ただし、そのような土地でも立地や土地の条件次第で向いている活用例は変わってきますので、あくまでもそれぞれの土地によって判断することが必要です。
2.三角地のメリット
この章ではまず、三角地ならではのメリットを詳しくご紹介しましょう。
2-1. 土地代が安い
三角地は他の変形地と同様に、土地活用するには難易度の高い土地ととらえられています。特有のデメリットやリスクもあり、有効に土地活用をするにはノウハウが必要となるため敬遠されることも多く、同じ立地・同じ面積であれば土地代が安くなる傾向にあります。
そのため、初期費用を抑えることができる点はメリットと言えるでしょう。
2-2. 税金が安い
土地代に限らず、三角地などの変形地は土地の評価額が安くなることから、固定資産税や都市計画税、相続税など、土地を所有していく中でのランニングコストも安くなります。
これは、土地の評価額が決められる過程において「不整形地補正率」が判定され、評価額に反映されるからです。不整形地補正率は1.00から0.60の範囲で定められますが、この数値を評価額に乗じて実際の評価額が求められます。
2-3. 個性的
三角地は個性的な土地です。この個性がデメリットとなることも多くありますが、特徴的な物件をつくりたい、個性的な家に住みたい、というニーズがある場合、三角地の個性はメリットとなります。
例えば賃貸住宅であっても、少々変わった物件をつくりたい場合や、オリジナリティのある店舗でテナント経営をしたい場合には、土地の個性をうまく生かせるケースもあるでしょう。
3.三角地のデメリット
この章では、三角地のメリットの一方で、押さえておくべきデメリットやリスクについて解説します。
3-1. デッドスペースが多くなる
デッドスペースが多くなるのは、三角地の代表的なデメリットです。
多くの建物は四角形をしていますが、三角形の土地に四角形の建物を建てる際、角の部分がデッドスペースになってしまい、敷地を有効活用できなくなってしまいます。
敷地に沿って三角形の建物を建てることも可能ですが、この場合も室内にデッドスペースが移り、家具を配置しにくいなどの問題が出てくるため、同じことになります。
3-2. 設計に制限が出る
三角地でも、土地が広ければ比較的自由に建物が建てられます。ただし、現実的に三角地は十分な土地の広さがない場合が多く、設計に制限が出てしまうことが少なくありません。
建築会社によっては対応が難しい場合も多く、また、多くのハウスメーカーが持っているリーズナブルな規格住宅も、うまく配置できないケースがあります。そのため、結果的に土地代が安くても施工費が高くついてしまった、ということも起こり得ます。
こうしたリスクを回避するには、三角地を購入する際、整形地を購入するよりも念入りに建築会社を選ぶことが必要となります。
三角地でどのような土地活用方法が可能なのか詳細に知りたい方は「HOME4U 土地活用」をご活用ください。土地に合わせた活用プランを最大10社から提案してもらえます。
4.三角地におすすめの活用方法7選
三角地は個性があり、押さえておくべきメリット・デメリットがあるため、土地にあわせた活用方法を考える必要があります。
4-1.賃貸経営
まずは、土地活用の王道と言える賃貸経営です。マンション・アパート経営、戸建て賃貸経営、賃貸併用住宅などいくつかの方法がありますが、土地に十分な広さがある場合は、三角地であることはそれほどデメリットとなりません。
マンションやアパートほどの規模は難しくても、戸建て賃貸や賃貸併用住宅なら問題なく建築できる場合もありますので、幅広く検討するのが良いでしょう。
賃貸経営は、需要のあるエリアであれば、土地の規模にあわせて計画でき、安定した収入が期待できる点がメリットです。一方で、初期費用が高額になりやすい点や、需要の少ない土地ではリスクが大きくなりやすい点がデメリットです。
4-2.テナント経営
テナント経営とはコンビニや飲食店、美容院、企業の事務所などテナントに場所を貸し、その賃料を得る土地活用方法です。以下は飲食店の間取り図ですが、間取りや設計次第では三角地のデメリットを抑えた物件づくりも可能です。
また、三角地のならではの形状を生かしたオリジナリティのある建物づくりをすることも、店舗などの用途であればプラスに働くかもしれません。
テナント経営は、立地や条件にもよりますが、一般的に賃貸経営より収益性が高いことがメリットです。その一方で、集客が必要なテナント物件であれば立地が限られる点や、初期費用が高くなりがちな点がデメリットと言えるでしょう。
4-3.トランクルーム
土地にコンテナを設置してその賃料で収益を得るのが、トランクルームです。三角地の形状やトランクルームのサイズによっては駐車場よりも効率的に土地活用ができるケースもあります。
トランクルームは必ずしも良い立地を必要としない点もポイントと言えるでしょう。住宅街の近くや、都心部から近い郊外であれば需要が見込めることがあります。
収益性は高くはありませんが、初期費用や管理コストも比較的少なくて済む点がメリットです。
4-4.駐車場・駐輪場
駐車場経営や駐輪場経営は、建物を建てない土地活用方法の定番です。三角地でも土地に合わせて駐車スペースを配置できれば三角地のデメリットも目立たなくなるため、検討する方は多いかもしれません。
狭いスペースであれば駐輪場、駅前や観光地近くならコインパーキング、住宅地なら月極駐車場など、それぞれ向いている土地の性質は異なりますので、いくつかの方法を比較してみましょう。
駐車場や駐輪場の収益性は高くはありませんが、建物を建てる土地活用と比較して初期費用は低く、手軽に取り組みやすい方法です。また、将来的に転用しやすいこともメリットです。
4-5.野立て看板
野立て看板とは、そのエリアの通行人やドライバーに向けた広告用の看板のことで、市街地の空き地や、ロードサイドの一画などで見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。これらは店舗や施設への誘導や企業のPRを目的として設置され、土地オーナーは看板設置のための賃料を受け取ることになります。
三角地は角地や道が分岐する地点に立地することが多く、特にロードサイドや人通りの多い場所であれば土地活用方法の候補となることもあるでしょう。こちらも収益性は高くはありませんが、三角地でも問題なく活用でき、郊外でも検討できる点がメリットと言えます。
4-6.自動販売機
自動販売機の設置は、自動販売機の設置スペースを貸し出す方法と、自動販売機をオーナーが買い取って設置する方法があります。
自動販売機の設置はかなり狭い土地でも活用可能な方法です。例えば、三角地のデッドスペース部分に設置して土地活用の効率を上げることもできます。収益性は高くはありませんが、比較的立地を選ばずに行うことができる点はメリットと言えるでしょう。
4-7.貸農園
郊外の土地や農地で、他の活用方法が難しい場合の選択肢となるものの一つが貸農園です。これは「庭はないけど家庭菜園をしたい」「子どもに野菜づくりを体験させたい」という方に向けて、区画割りした貸し農園を貸し出す方法です。
こちらも収益性が高い土地活用方法ではありませんが、立地の良さが必要とならない点や、整地してロープを張るだけでも営業できる手軽さがメリットです。ただし、水道が必須となる点、安定して営業するには初心者向けのサポートが必要になる点は押さえておきましょう。
5.三角地をうまく活用するポイント
三角地をうまく活用するには、三角地のデメリットを踏まえつつ、土地ごとの良さを引き出すことが必要です。以下にポイントをご紹介します。
5-1. 複数の活用方法を組み合わせる
すでにご紹介したように、土地活用は一種類しかできないわけではありません。例えば三角地の真ん中に賃貸住宅を建て、周辺の角の部分に居住者用の駐車場や駐輪場をつくり、さらに角の部分では自動販売機や看板で有効活用するなど、組み合わせることでデッドスペースも有効活用する方法があります。
同様に、テナント経営と駐車場、トランクルームと自動販売機など、立地や土地の形状に合わせてさまざまなパターンが考えられるでしょう。
5-2.売却はできないと考える
土地活用を考えるとき、不動産の出口戦略として売却時のことも考えるケースは多いのではないでしょうか。土地によっては買った時よりも高く売れることも少なくありません。
ただし、三角地の場合は土地活用にもさまざまな制限が出てくるため、売却も難航することが少なくありません。そのため、いったん活用するのであれば、将来的な売却は期待しにくいこと、売却できても高値がつきにくいことは知っておく必要があります。
5-3.複数の企業に相談する
三角地での土地活用を成功させるには、土地のさまざまな工夫をしながら、土地に合った活用方法を見つけていくことが必要となります。そのためには、ノウハウを持つ土地活用企業のサポートを得ることが近道です。
その土地に適した土地活用方法、適した間取りや初期費用、収益予想などを含めたプランを複数企業から提案してもらって比較することで、自分の土地に合った方法が見つかりやすくなるでしょう。
「HOME4U 土地活用」を使えば、土地に合わせた活用プランを、建築費や収益計画も含めた形で最大10社から提案してもらえます。土地に合った活用方法をお探しの際には、ぜひご利用ください。
三角地とはその名のとおり三角形の土地を指します。そのメリットは以下のとおりです。
- 土地代が安い
- 税金が安い
- 個性的
また、デメリットは以下のとおりです。
- デッドスペースが多くなる
- 設計に制限が出る
三角地では、これらのメリットとデメリットを踏まえて土地活用に取り組む必要があるでしょう。れらのメリットとデメリットを踏まえて土地活用に取り組む必要があるでしょう。メリットについては「三角地のメリット」を、デメリットについて詳しくは「三角地のデメリット」をご確認ください。
三角地でも検討しやすいおすすめの活用方法は以下のとおりです。三角地でも、その土地に合わせた方法を選べば十分に土地活用は可能となりますので、ご所有の土地に合った方法を見つけてみましょう。
- 賃貸経営
- テナント経営
- トランクルーム
- 自動販売機
- 貸農園
詳しくは「三角地におすすめの活用方法7選」をご確認ください。
三角地をうまく活用するには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
- 複数の活用方法を組み合わせる
- 売却はできないと考える
- 複数の企業に相談する
詳しくは「三角地をうまく活用するポイント」をご確認ください。
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