【初心者向け】雑種地の固定資産税はいくら、いつ、どのように払うのか？

1.雑種地にかかる固定資産税はいくら？

1-1.雑種地の固定資産税の計算方法

雑種地の固定資産税の計算方法は以下の通りです。

各自治体によって決定される土地の評価額に基づき課税基準額が計算され、課税基準額に固定資産税の税率が適用することで、固定資産税が算出されます。

1-2.固定資産税の「評価額」と「課税標準額」

固定資産税の評価額は固定資産の価値を示しており、各自治体が固定資産評価基準に従って、土地の評価額を決定します。
雑種地の場合、「市街化区域」「市街化調整区域」どちらに位置するかによって評価額が大きく異なります。
したがって、雑種地の評価額の目安としては「地価の7割」程度と考えればよいでしょう。

雑種地の場合は評価額と課税標準額は同額になるケースが多く、以下の計算式で概算の固定資産税を算出することが可能です。

地価は「全国地価マップ」で調べることができますが、正確な評価額を知りたい場合は、課税明細書や固定資産評価証明書でご確認ください。

参考：国税庁｜市街化調整区域内にある雑種地の評価
参考：一般財団法人 資産評価システム研究センター「全国地価マップ」

1-3.「雑種地の固定資産税」シミュレーション

雑種地の固定資産税のシミュレーションを行います。
例えば、1㎡あたり2万円の雑種地を1,000㎡所有しているケースでは、固定資産税のおおよその目安は「19.6万円」です。

建物が建っていない土地は、住宅用地の減額措置が適用されず固定資産税が高くなるので、注意が必要です。
特に市街化区域内にある雑種地は固定資産税が高くなりやすいです。

土地（更地）のみと建物が建っている土地の固定資産税の違いについては下記記事で詳しく解説しているので、あわせてお読みください。

2.固定資産税の支払い時期と支払い方法

3.雑種地の固定資産税を軽減する方法