家の解体費用の相場はいくら?使える補助金・ローン情報まで徹底解説

HOME4U(ホームフォーユー)土地活用HOME4U(ホームフォーユー)土地活用
  • [19周年]利用者数1,000万人[HOME4U年間利用者数2020年5月現在]
  • 株式会社NTTデータスマートソーシング
  • トップページ
  • 土地活用の
    種類
  • お役立ち
    ガイド
  • はじめて
    の方へ
  • プランを
    請求する
  1. 不動産情報HOME4U
  2. 土地活用・不動産投資
  3. お役立ちガイド:土地活用の方法を種類別に解説
  4. 土地活用ノウハウ
  5. 家の解体費用の相場はいくら?使える補助金・ローン情報まで徹底解説
公開日:2020/01/20 更新日:2023/02/09

土地活用ノウハウ

家の解体費用の相場はいくら?使える補助金・ローン情報まで徹底解説

解体費用の相場 家の解体を安くする方法

実家を相続したものの住む予定のない場合などは、放置すると税金が高くなるため、土地活用するか売却するかの選択に迫られます。その際、多くの場合で必要になるのが家の解体です。解体には費用がかかるため、土地活用の足かせとなるケースもあります。

家の解体費用は坪数や構造によって変わりますが、坪当たり2~4万円が相場です。

この記事では、解体費用の地域別相場や、家の大きさによる費用の違い、解体の着工から完了までの流れ、家の解体に利用できる補助金やお得なローンなどの情報について解説します。

なお、解体も含めた土地活用を検討されている方は、以下のボタンから、土地活用のプラン請求ができます。家の解体費用についても相談できますので、ぜひご利用ください。

カンタン60秒入力
大手10社の建築費収益プランを一括比較!
STEP1
ご選択ください
STEP2
ご選択ください

Contents

  • 1.家の解体費用はいくらかかる?
    • 1-1.解体費用の坪単価相場
    • 1-2.解体費の基本構成
    • 1-3.【坪数別】解体費用シミュレーション
  • 2.家の解体工事の流れと内訳
    • 2-1.家の解体工事の流れ
    • 2-2.家の解体工事の内訳明細
    • 2-3.産業廃棄物の取り扱いについて
  • 3.家の解体費用が上がりやすい3つのパターン
    • 3-1.地中に撤去するものがある場合
    • 3-2.古い建物である場合
    • 3-3.天気が不安定な時期である場合
  • 4.家の解体費用を減らすポイント
    • 4-1.事前に不用品を処分する
    • 4-2.解体依頼先候補の比較検討をする
    • 4-3.固定資産税の課税時期を考慮する
  • 5.家の解体で利用できる補助金とローン
    • 5-1.解体費用の補助金制度
    • 5-2.解体費用専用ローン
  • 6.家の解体で注意すべきこと
    • 6-1.更地のままにすると土地の固定資産税が上がる
    • 6-2.次の土地活用が可能か確認する
    • 6-3.建物の滅失登記をする
    • 6-4.周囲に解体について周知する
  • 7.家を解体してから売却するメリットとデメリット
    • 7-1.買い手がつきやすくなる
    • 7-2.契約不適合責任に問われる可能性が低くなる
    • 7-3.解体費用が損になる
    • 7-4.固定資産税が上がる
  • 8.家の解体後を相談できる土地活用会社の選び方
  • この記事のポイント まとめ

1.家の解体費用はいくらかかる?

家の解体費用は、坪当たりの単価で相場を示します。相場は坪2~4万円と言われていますが、地域によって違いが見られます。
ここでは解体費の基本的な構成や、全国の解体費用相場について紹介します。

1-1.解体費用の坪単価相場

地域別の解体費用の相場は、次の表が目安です。木造建築物の相場となっています。

坪単価2~3万円の地域 坪単価3~4万円の地域
北海道
秋田県
福井県
愛知県
和歌山県
鹿児島県
沖縄県 …他
東京都
宮城県
栃木県
埼玉県
神奈川県
長野県
大阪府
岡山県
徳島県
長崎県 …他

家の立地条件や構造などに解体費用は影響を受けます。また、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の場合は坪単価相場が上がります。

地域によって解体費用に違いが出るのは、次3つの理由があります。

  • 人件費の違い
  • 重機使用料の違い
  • 作業のしやすさ

作業に関わる人件費は、都市部のほうが高い傾向です。
また、重機を貸している会社が都市部であれば、事務所や重機の置き場の家賃は地方よりも高いことが多いため、重機レンタル代も高くつきます。
もっとも気にしたいのが作業のしやすさです。都市部では隣家との距離にゆとりがなく、養生や廃材の運搬が容易にできないことも多くあります。作業効率が悪いと、解体にかかる日数も多くなってしまいますので、結果的に日単価に反映されることになります。

1-2.解体費の基本構成

基本的な解体費用は、次の5つの項目で構成されています。

  • 仮設工事費(養生費)
  • 解体工事費
  • 廃棄物処分費
  • 整地・清掃費
  • 諸経費

費用は家の構造や敷地の広さによって異なり、基本的には大きくて頑丈な建物ほど単価が高くなる傾向にあります。しかし、築浅の木造で30坪未満の狭小住宅であっても、重機が入りにくい場所だったり、構造が複雑であったりすれば費用はアップします。

1-2-1.仮設工事費

仮設工事の費用で大部分を占めるのは、高所作業に必要な足場や、騒音やホコリの影響を最小限に抑える養生ネットの設置です。

そのほか、必要に応じて仮設のトイレ・電気・水道、地盤が柔らかければトラック進入用の養生鉄板などが含まれます。

1-2-2.解体工事費

解体工事費用の主な内訳は「家の解体」「外構の解体」「重機手配」の3つです。工事価格は建物の種類や立地、老朽化の程度によって異なります。

外構の解体は「付帯工事」と見積もりに記されるケースが一般的です。庭や塀、アプローチや車庫などの解体に関連する費用が含まれています。

重機手配には、重機のリース代や操縦人員、重機の運搬費などが含まれます。

1-2-3.廃棄物処分費

家の解体工事をすることで、木材や断熱材、屋根の鉄板、基礎のコンクリートなど大量の廃棄物が出てきます。建設リサイクル法によって、廃棄物ごとに分別して処分することが法律で決められており、処分費もかかります。

廃棄物の量もかなり多くなりますので、処分費用は解体費用全体の中でも、大きな割合を占めています。

例えば、木くずは1トンあ当たり約1万4,000円、廃プラスチック類は約5万6,000円などですが、廃材の種類や、地域によっても処理費用は大きく異なることがあります。

1-2-4.整地・清掃費

整地の費用は、土地を平らに均す工事だけではありません。地中に何か埋まっていないか確認する作業も含まれます。

1-2-5.諸経費

建物の調査や官公庁の手続き、車両の駐車費用などが含まれます。また、解体後に発見された地中の瓦礫やコンクリート片などの撤去費用が加算される場合があります。

1-3.【坪数別】解体費用シミュレーション

実際に家の建坪で計算すると、どのくらいの解体費用になるかシミュレーションします。

<設定条件>
木造2階建て
建坪27坪(延床面積40坪)
道路接面5m、隣家あり、東京都
解体費用坪単価3万8,000円想定

<解体費用シミュレーション>
解体費用:102万6,000円=27坪×3万8,000円

20坪、30坪、50坪、60坪、100坪の坪数別で、想定坪単価ごとに表にまとめました。

木造坪単価 20坪 30坪 50坪 60坪 100坪
坪4万円想定 80万円 120万円 200万円 240万円 400万円
坪3万円想定 60万円 90万円 150万円 180万円 300万円
坪2万円想定 40万円 60万円 100万円 120万円 200万円

階数が増えると坪単価が上がります。また、地下階があるとさらに坪単価が上がる傾向です。

建物の解体について、

  • 解体工事ってなんだか難しそう…
  • 結局いくらかかるの?
  • どうやって工事会社を選べばいい?

このようなお悩みのある方は「解体の窓口」をご利用ください。
「解体の窓口」は、ご所有の建物の解体費用の目安がすぐにわかるサービスです。

  • 業者に個人情報が伝わらないで30秒シミュレーションが可能!
  • ユーザー満足度95%でNo.1。厳選された全国工事会社1,000社のみだから安心!
  • 解体工事以外の相続・不用品・土地活用なども全て無料でご相談可能

以下のボタンから無料で解体費用のシミュレーションが出せますので、ご活用ください。

【無料】解体費用シミュレーション
※別サービスへ遷移します

2.家の解体工事の流れと内訳

次に、解体工事の手順や、見積もりの内訳の見方、産業廃棄物の取り扱いでの注意点などについて紹介します。

2-1.家の解体工事の流れ

家の解体工事は、基本的に次のような工程で進行します。

  1. 現地調査
  2. 見積もり作成
  3. 工事契約
  4. 近隣あいさつ
  5. 既存物の事前撤去(配管・配線・植栽など)
  6. 足場・養生施工
  7. 内部の解体と処分
  8. 建物本体解体
  9. 廃材分別・処分
  10. 整地
  11. 解体工事完了

まず、どのくらいの費用がかかるか、どこに依頼するかを決めるために、見積もり依頼をします。解体費用に納得できれば着工です。工事が始まってから完了までは、2週間程度を目安にします。
見積もりを依頼して、現地調査を行い、見積もりを比較して依頼先を最終的に決定するまでには1,2週間かかることもあるため、解体を決めて動き始めてから、完了するまでは1カ月はかかると考えておきます。

2-2.家の解体工事の内訳明細

解体工事の内訳明細は、会社によって記載の仕方に違いがあります。詳細に記載してくれる会社もあれば、「一式」という表現で全てを含んでしまう会社もあります。基本的な解体の内訳は「仮設工事」「解体工事」「廃棄物処分費」「諸経費」になります。

それぞれの項目にさらに詳細な明細を記載している会社もありますが、記載内容でわからない項目があれば、その場で確認することをおすすめします。

なお、詳細な内訳明細では、各項目に○○平米や○○メートルなど数量がでてくることがあります。項目と数量に違和感を覚えたり理解できなかったりする場合は、数量の根拠などを聞いてみるとよいかもしれません。

内訳明細が詳細にあれば、複数社の見積もりを比較するときにもわかりやすいため、一式で出してくる会社には、明細の提出も求めてください。そもそも一式だけで提示してくる会社は、見積もり内容の信ぴょう性が不足しているといえます。

2-3.産業廃棄物の取り扱いについて

解体工事で出る廃棄物は、一般廃棄物ではなく産業廃棄物として扱われます。産業廃棄物は、適切な分別方法で適切な処分場で廃棄することが法律で決められています。

産業廃棄物を不法投棄していないことの証明として、マニフェストの存在があります。
マニフェストは、産業廃棄物を排出した会社が、運搬や処分を他の会社に委託した場合に最終的な処理までをしっかりと記録する管理表です。マニフェストがあることで、産業廃棄物がきちんと適切な処分まで完了したことがわかり、依頼者は安心できるシステムになっています。

3.家の解体費用が上がりやすい3つのパターン

解体現場の状況や条件により費用は大きく上下します。よくあるパターンに3つ挙げられます。

  • 地中に撤去するものがある
  • 古い建物
  • 天気が不安定な時期

事前にこのパターンに当てはまるか確認しておくとよいでしょう。

3-1.地中に撤去するものがある場合

現場調査で確認できなかった障害物が、解体後に見つかることはよくあります。築年数が古いと浄化槽や井戸が埋まっていたり、地中深くにコンクリート躯体がみつかったりするなどさまざまです。

解体業者は新たな障害物を勝手に処理することはありませんが、念のため契約書の中身を確認しておいてください。双方合意の上で撤去作業を開始、障害物が大きいほど金額が高くなる傾向にあります。

3-2.古い建物である場合

1975年以前の建物には、有害物質のアスベストを使った断熱材が使用されている可能性があります。除去には飛散しないよう特別な処理が求められるため、解体費用はアップしてしまいます。

見積もりの段階でアスベストの有無は確認できます。面積にもよりますが、費用は通常の2倍程度かかってしまうケースが多いようです。

3-3.天気が不安定な時期である場合

雨や積雪、台風により工事の延長が続くと、現場管理や解体業者の駐車場代などの費用負担が大きくなります。
天候が不安定な時期に工事を実施する場合は、追加費用が発生する可能性も念頭に置いておきましょう。

家の解体後の土地活用を解体費用も含めて検討したいときは「HOME4U(ホームフォーユー)土地活用」を使えば、最大10社から無料で具体的な経営プランが手に入ります。

土地活用のプランを請求する(無料)

4.家の解体費用を減らすポイント

家の解体では事前に対処することでコストカットできる可能性があります。ここでは、3つの費用を減らすポイントを紹介します。計画段階で把握しておくことで解体費用の削減につながるでしょう。

4-1.事前に不用品を処分する

布団や衣類、書籍や書類などの一般ごみは、できる限り自分で処理してみてください。解体業者に代行して処分してもらうと、産業廃棄物扱いになり費用がアップします。

依頼すると食品や衣類は1袋あたり400~700円程度、布団は1枚2,000円程度かかってしまいます。
一方、タンスや食器棚、プラスチックケースなどは「木くず」、「廃プラスチック類」として処分できるので、数が多くないなら解体業者に任せてよいでしょう。

4-2.解体依頼先候補の比較検討をする

時間に余裕があれば2~3社ピックアップし、同じ条件で見積もり依頼をします。現地調査が必要な場合は、必ず立ち会うようにしてください。

見積もりが単に安いから、という判断のみで選ぶのは危険です。
解体工事の範囲や追加費用、工期が伸びる可能性など、分かりやすく説明できない業者は避けたほうが無難です。信頼のおける業者かどうか、費用が発生する前のタイミングでしっかりと見極めてください。

4-3.固定資産税の課税時期を考慮する

家を解体すると更地となり、土地に対する固定資産税額が変わります。住宅が建っていたことで住居用地として軽減税率制度が適用になっている場合は、更地となることで適用が外れて本来の税額に戻るからです。

固定資産税は1月1日時点の状況をもとに課税価格が決まります。
もし、1月1日時点で解体工事が終了している場合、建物の固定資産税課税は無くなりますが、土地の税負担は増えます。土地の増額は4.2倍程度です。

土地が広く、家が小さく築年数が建っている場合、更地としたほうが増税となる可能性があります。したがって、税負担を考慮したうえで解体のタイミングを計ったほうが解体に伴う金銭の負担は減るでしょう。

住宅用地の軽減措置を再度受けるために、アパートなどを建てて土地活用するのも一つの手です。家の解体後にアパートなどの集合住宅を建てれば、節税に加えて長期安定的な収入を得られて納税対策にもなります。

アパートなどの賃貸住宅経営を検討される場合は、ハウスメーカーを決めてから、信頼できる解体施行会社を紹介してもらう方が、安心かつスムーズに解体も進むことが多いです。
そこでおすすめのサービスが「HOME4U 土地活用」です。アパート経営プランを含めた土地活用のプランの一括請求ができます。

アパートの建築費や将来の収益はいくら?
大手10社のプラン比較はコチラから!

5.家の解体で利用できる補助金とローン

空き家解体のための補助金制度や専用ローンなどは、各自治体や金融機関独自で行っています。ここでは、家の解体を費用面でサポートしてくれるシステムについて紹介します。

5-1.解体費用の補助金制度

空き家の解体費用の一部を自治体が負担する補助金制度があります。全ての自治体で実施しているわけではありませんが、次のような制度名で施行されています。

  • 老朽危険家屋等解体補助金
  • 老朽空家住宅除却助成事業
  • 老朽空き家解体工事補助金
  • 解体撤去費助成事業

東京都荒川区の制度を例に紹介します。
災害に強い街づくりを目的とした、老朽化して危険な空き家住宅を対象に解体費用の一部を助成する制度です。
助成金の対象となるには、「1年以上使用されていないこと」「現場調査で倒壊等のおそれがあると診断されたこと」などの要件に該当する必要があります。助成額は、解体費用の2分の1で、1件につき50万円が上限です。
参考:荒川区|老朽空家住宅除却助成事業について

5-2.解体費用専用ローン

解体工事の費用を借入で対応したいと考えている方には、解体専用ローンを利用する方法があります。「空き家解体ローン」や「空き家解体応援ローン」などの名称でJAや地方銀行などで取り扱われているローンです。借入額の上限は300万円から1,000万円など金融機関によって違いあります。

原則として担保や保証人が不要という点がポイントです。金利やその他の条件については、各金融機関の詳細を確認することをおすすめします。

6.家の解体で注意すべきこと

家の解体に際しては手続きや周知など、工事に着手する前に知っておきたいことがあります。特に売却しない場合に注意しておきたいポイントを4つ解説します。

6-1.更地のままにすると土地の固定資産税が上がる

家が建っていた土地は通常、住宅用地の特例が適用になっており、1戸につき200平米までの土地は評価額が6分の1となっています。更地のままで1月1日を迎えると、その翌年4月ごろに届く土地の固定資産税の納税通知書では住宅用地の特例が受けられないため、納税額が増えているでしょう。

もし、家を解体後も土地を所有するなら毎年の固定資産税・都市計画税の負担は増えます。土地は所有しているだけで支出を生み続けるので注意が必要です。

6-2.次の土地活用が可能か確認する

土地には用途地域が指定されているだけでなく、建ぺい率や容積率も定められています。また、面している道路に幅や接地面の広さによっても制限を受けることがあります。

解体する家が古い場合、建築基準法などの改正によって同じ規模の建物を建てられない可能性があることに注意が必要です。場合によっては、建物自体再建築ができないこともあるかもしれません。

解体後に再建築を検討している場合は必ず解体契約前に、その土地にどの規模の建物が建てられるか、建築可能な用途は何かを確認します。

解体を伴う土地活用の具体的な初期費用や収支のシミュレーションは「HOME4U 土地活用」を使えば、最大10社の企業から無料で手に入ります。

土地活用のプランを請求する(無料)

6-3.建物の滅失登記をする

家を解体したら建物滅失登記をします。滅失登記をすることで、建物の固定資産税課税がストップするほか、建て替えや売却も可能になります。

この手続きは建物が滅失した日から1ヶ月以内にすることが義務付けられています。手続きの場所は法務局です。
手続きの代行も可能ですが、その場合は土地家屋調査士に依頼する必要があります。建て替えの場合は他の手続きが必要になることが多いため、ハウスメーカーに相談してみるとよいでしょう。

6-4.周囲に解体について周知する

家の解体工事でつきものなのが、騒音や振動です。近隣住民に知らせておかなければ、トラブルに発展しかねません。解体工事が始まる前には必ず周知しておく必要があります。

特に、建て替えも含む解体の場合、工期が長くなる傾向です。その後の関係も続くことを考えれば、どの程度の工期であるか、どのような重機が入るかなどをしっかり伝えておくと安心です。

7.家を解体してから売却するメリットとデメリット

実家相続などで売却を決めた場合、家を解体してからにするかそのままにするかを悩むことは多いでしょう。ここでは家を解体してから売却するメリット2つとデメリット2つを紹介します。

メリット
  • 買い手がつきやすくなる
  • 契約不適合責任に問われる可能性が低くなる
デメリット
  • 解体費用が損になる
  • 固定資産税が上がる

7-1.買い手がつきやすくなる

築年数が古い家や耐震性が低い家は、家を解体してから売却したほうが買い手がつきやすいです。国土交通省の定める「経済的耐用年数」では、家(建物のみ)の価格は20~25年で0円になります。

さらに、最新の耐震基準を満たしていない家は、住宅ローン控除や贈与税免除が適用されず、地震保険も高額です。売主か買主のどちらかが改修工事の費用を負担しなければならないため、よほど立地条件が良くない限りは、更地にした方が売却しやすいでしょう。
(出典: PDF中古住宅の建物評価手法の改善に向けて|国土交通省土地・建設産業局不動産業課 住宅局住宅政策課2013年 13P)

7-2.契約不適合責任に問われる可能性が低くなる

建物を売却する際、売主側は「契約不適合責任」を負うのが基本です。
契約不適合責任とは、売買が成立した後に、建物を購入した側が知らされていなかった問題が発生した場合に、売り手側が責任を問われるという決まりです。

古い建物の場合、シロアリ被害や建物自体の劣化などの問題が、売買成立後に発覚する可能性も高まります。

7-3.解体費用が損になる

中古住宅として価値がない家を売却する場合、理論上は更地価格から解体費用を控除した価格が売値です。しかし、解体費用を負担して購入する個人の買主は多くありません。

転売目的の不動産会社しか買い手がつかなければ、最終的に解体費用を控除した価格よりも、さらに安く買い叩かれてしまうでしょう。家に価値がなければ結局は土地値のみなので、場合によっては売主側が解体費用を負担したほうが得できるケースもあります。

7-4.固定資産税が上がる

家を解体すると、固定資産税の住宅用特例の適用がなくなります。通常の固定資産税が課されるため、結果的に3~4倍、最大で約6倍の納付金額が発生する可能性があります。
また、固定資産税だけではなく「都市計画税」の減税措置も受けられなくなります。都市計画税の税率は、自治体によって異なります。

8.家の解体後を相談できる土地活用会社の選び方

空き家の解体費用は地域によって違いがあるものの、木造ならおおよそ坪2万円~4万円の範囲内と考えることができます。

解体費用の負担を抑えるための方法として、補助金や解体専用ローンの利用も一つの手です。また、解体をスムーズに進めるには、その後の土地活用を依頼するハウスメーカーや土地活用会社に相談することをおススメします。補助金の活用などのサポートも受けられるでしょう。

家の解体後、賃貸経営などの土地活用を検討する際は、「HOME4U 土地活用」を使えば、実績豊富なハウスメーカーから所有する土地の節税対策や収益化を叶える土地活用プランを一括で手に入れられます。

土地活用のプランを請求する(無料)

この記事のポイント まとめ

家の解体費用はいくらかかる?

家の解体費用の相場は、木造建築の場合、

  • 坪2~4万円

です。木造2階建ての建坪30坪では、おおよそ60~120万円の解体費用になります。詳しくは「家の解体費用はいくらかかる?」でご確認ください。

家の解体費用を減らすコツは?

家の解体費用を安く済ますには以下の3つを実践しておきます。

  • 事前に不用品を処分する
  • 解体依頼先候補の比較検討をする
  • 固定資産税の課税時期を考慮する

詳細は「家の解体費用を減らすポイント」で解説しています。

家の解体費用が上がってしまうのはどういうとき?

家の解体費用は以下のようなケースで高くなる傾向です。

  • 地中に撤去するものがある場合
  • 古い建物である場合
  • 天気が不安定な時期である場合

詳しくは「家の解体費用が上がりやすい3つのパターン」をご一読ください。

  • 【基本を解説!全26種類】知識ゼロから始める土地活用法「メリット・デメリット比較」一覧 全26種類の土地活用方法から、あなたの土地にぴったりな活用方法を見つけることができます。また、よく読まれている記事もあわせてご紹介しています。
  • 土地の有効活用ベスト5はこれだ!メリットデメリットを比較
  • 【基本を解説】土地活用の相談先・企業の選び方と失敗しないコツ
  • 土地活用ランキングベスト10!注目度が高いのはどれ?

収益予想や節税額をまとめたプランを企業に請求できます!

プランの請求はこちら

土地活用の相談先を探すなら一度の入力で複数の大手企業へ一括プラン請求!

大手企業が無料であなたの土地の収益最大化プランを提案します!

土地活用の相談先は「建築会社」「ハウスメーカー」「専門業者」など色々あって、どこに相談したら良いか、迷うものです。
それに、あなたの土地にはどんな活用法が向いているのかも、自分ではなかなかわからないですよね。わからないからといって、もしも一社にしか相談しなかったら…

  • 他社ではもっと高収益なプランがあるかもしれないのに、見落としてしまうかもしれません
  • その土地に適していないプランで活用を始めてしまうリスクがあり、後になって失敗してしまう可能性があります

つまり失敗しないためには、できるだけ多くの相談先を見つけ、たくさんのプランを比較してから決めることがとても重要です!

「HOME4U土地活用」なら、土地活用したいエリアなど簡単な項目を入力するだけで、複数の大手企業へまとめてプラン請求ができるので、各社の提案を比べながら、収益を最大化するためのプランを見つけることができます。

しかも「HOME4U土地活用」は

  • 信頼できる業界大手企業が勢ぞろい!この顔ぶれはHOME4Uならではのラインアップ!
  • NTTデータグループが運営。19年の実績があるので、安心してご利用頂けます

ぜひコチラから大手企業に一括相談して、成功への足掛かりをつかんでください!

カンタン60秒入力 土地の情報を入力するだけ!

  • 株式会社アヴェントハウス
  • 株式会社セレ コーポレーション
  • 株式会社クラスト
  • 大東建託株式会社
  • 株式会社MDI
  • ミサワホーム株式会社
  • 三井ホーム株式会社
  • 株式会社日本ハウスホールディングス
  • 日本パーキング株式会社
  • パナホーム株式会社
  • 生和コーポレーション株式会社
  • 積水化学工業株式会社
  • 積水ハウス株式会社
  • 住友不動産株式会社
  • 住友林業株式会社
  • 大成ユーレック株式会社
  • 東武プロパティーズ株式会社
  • 東京建物株式会社
  • トヨタホーム東京株式会社
  • 株式会社エイコーレンタサービス
  • 株式会社ユニホー
無料で土地活用の相談をしてみる
この記事の編集者

「土地活用お役立ちガイド」編集部

アパート経営などの土地活用専門情報メディア「土地活用お役立ちガイド」編集部です。土地活用をこれから始める方に向けて、アパート建築費、税金・費用、土地活用の流れなどの情報をわかりやすくお伝えします。掲載記事は不動産鑑定士・宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修を行っています。
運営会社情報(NTTデータスマートソーシング)

関連記事

90坪の土地活用 土地の使い方とおすすめ活用法
土地活用ノウハウ
【詳しく解説】90坪の土地活用ベスト5!アパート経営などの収益性を紹介
80坪の土地活用 土地の使い方とおすすめ活用法
土地活用ノウハウ
【詳しく解説】80坪で土地活用の決定版!儲かる80坪土地の活用法
土地活用ノウハウ
【詳しく解説】70坪で土地活用といえばこれだ!王道の活用法
どうする?実家 実家を生かして賃貸経営
土地活用ノウハウ
【詳しく解説】実家で賃貸経営の収益シミュレーション。おすすめ賃貸経営5選と注意点

お役立ちガイド内検索

土地活用カテゴリ

  • 土地活用ノウハウ
  • 専門家の土地活用コラム
  • アパート経営ガイド
  • マンション経営ガイド
  • 賃貸併用住宅経営ガイド
  • 戸建て賃貸経営ガイド
  • 大規模施設経営ガイド
  • 駐車場経営ガイド
  • 提携企業一覧
  • よくあるご質問
  • サイトマップ
いつでも、どこでも。あなたのためのHOME4U(ホームフォーユー)
賃貸経営HOME4U

賃貸経営の管理会社をお探しの方へ

賃貸経営HOME4Uは、管理会社を簡単に探せるサイトです。入居者募集や一括借り上げなど様々なメニューをご用意していますので、ぜひご利用ください。

賃貸経営HOME4U
不動産売却HOME4U

土地をお持ちの方、「売る」ことは検討しましたか?

「売却」と「活用」、どっちがお得か検討してみましょう。不動産売却HOME4Uなら最大6社の査定価格が無料でカンタンに取り寄せできます。

不動産売却HOME4U
HOME4Uオーナーズ

あなたの土地・不動産を最大限に活かす方法が見つかる情報サイト

空き地や空き家をこれから活用していきたい方や、すでにアパート経営をしている大家さんの悩みを解決するための役立つ情報を発信しています。

HOME4Uオーナーズ
業務提携希望の
パートナーサイトさま

HOME4Uでは、さまざまな形でアライアンスを組むパートナーサイトさまを募集しています。お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

業務提携希望のパートナーサイトさま

お困りですか?ユーザーサポートセンター

使い方に関するご不明点など、お困りのことがありましたら専属のオペレーターがお受けします。何でもお気軽にご相談ください。

  • 電話

    0120-245-171

    0120-245-171

  • 受付時間

    平日10:00~18:00

お問い合わせ
  • 提携企業一覧
  • よくあるご質問
  • サイトマップ

土地活用・アパート経営・マンション経営のお役立ち記事

土地活用に関して
土地活用の方法
土地活用の相談先
空き家の活用方法
駐車場経営

アパート経営・マンション経営に関して
アパート経営の基礎
アパートの建築費
アパート経営の利回り
アパート経営の収入
アパートの建て替え
アパートローンについて
マンション経営の基礎
マンションの建築費
マンション経営の利回り
マンション経営の収入

賃貸経営に関して
賃貸併用住宅経営の基礎
戸建て賃貸経営の基礎
ビル経営の基礎
店舗付き住宅の基礎

土地活用、不動産投資の収益最大化プランを見つけるなら、「HOME4U(ホームフォーユー)土地活用」で!

NTTデータ スマートソーシングが運営する「HOME4U土地活用」は、全国の大手企業から、最大10社にまとめて無料で土地活用・不動産投資の一括プラン請求ができるサイトです。マンション経営やアパート経営、駐車場経営、賃貸併用住宅、大規模施設などの収益性の高い土地活用や不動産投資を検討している方は、ぜひご利用ください。プランを比較することであなたに合った収益最大化プランを見つけることができます。土地活用、不動産投資の無料一括プラン請求なら、「HOME4U土地活用」にお任せください。

電話でもプラン請求をお受けします。「個人情報の取り扱いについて」に同意の上、お電話ください。

不動産情報サイトHOME4U(ホームフォーユー)

  • 売る
    • 不動産売却査定
    • マンション売却査定
    • 一戸建て売却査定
    • 土地売却査定
    • 不動産売却を学ぶ
      • 不動産売却塾
    • 家を売る前に企業の評判・口コミを確認
      • 家を売るならIELICO(イエリコ)
  • 活用する
    • アパート経営
    • マンション経営
    • 賃貸併用住宅
    • 店舗併用住宅
    • 戸建て賃貸
    • 大規模施設経営
    • 駐車場経営
    • 土地活用お悩み解決サイト
      • HOME4Uオーナーズ
  • 貸す
    • 賃貸経営
    • 賃貸仲介
    • 賃貸管理
    • サブリース
    • リロケーション
    • 土地活用
  • 買う
    • 中古住宅
    • マンション
    • 一戸建て
    • 土地
  • 建てる
    • 注文住宅
  • 借りる
    • 賃貸

株式会社NTTデータ スマートソーシング

  • 運営会社
  • 個人情報の取り扱い
  • ソーシャルメディアポリシー
  • 利用規約
  • 登録商標
  • お問い合わせ
  • 広告を掲載する
  • 採用情報

「HOME4U」および「ホームフォーユー」は株式会社NTTデータ スマートソーシングの登録商標です

Copyright © 2022 NTT DATA Smart Sourcing Corporation

将来の収益は?プラン請求はこちら
ベストな活用法は?将来の収益は? プラン請求はこちら