大阪のおすすめマンションデベロッパー10社の特徴を一覧で比較

1.大阪のおすすめマンションデベロッパー10社

1-1.積水ハウス

積水ハウスは、約250万戸を超える住宅建築の実績を活かした技術とノウハウから生まれた賃貸住宅「シャーメゾン」を展開している大手企業です。

長年にわたり国内で多くの実績を出し、ブランド認知力に富んでいることが特徴です。
高品質で高性能の住まいを生み出し続けることで入居者満足度を向上させ、97.8％と高い入居率を維持しています。（※2023年1月時点）

また、グループ会社である積水ハウス不動産各社の手厚いサポートを受けられることも強みです。
入居者募集から一括借り上げ、不動産信託、メンテンナスなど万全のサポートが用意されています。

1-2.大和ハウス工業

大和ハウス工業は、大阪本社を中心に全国展開で多角的に事業展開する大手企業です。
賃貸住宅はもちろんのこと、商業施設から工場までさまざまな建物を建築してきた実績があり、鉄骨建築のノウハウを豊富に有しています。

地震や火災など災害に強い高耐久性の建物を供給しています。
低層階から高層階まで幅広く対応できるほか、地球環境に優しいZEH‐M賃貸住宅やIoTサービスを利用できる賃貸住宅など機能的付加価値ある住まいを提供しています。

サポート面では、「施設管理サポート」「賃貸管理サポート」「資産管理サポート」の3つを柱とした総合的サポートシステムが特徴です。

1-3.大東建託

大東建託は、賃貸住宅管理戸数・賃貸仲介件数・住宅供給戸数1位を継続更新中の業界大手企業です。
賃貸経営を企画から施工、管理まで丸ごとで任せられるサポート力が強みで、多くのオーナーから支持される理由になっています。

また、グループ企業の直営仲介店舗である「ハウスコム」や自社運営の賃貸住宅検索サイト「いい部屋ネット」など、独自の強い集客装置を持っていることも強みです。

全国各地のさまざまなネットワークを駆使した入居者募集活動と、入居者向けの充実したサービスにより高い入居率を維持しています。（入居率98.1％※2022年3月末時点）

1-4.東建コーポレーション

東建コーポレーションは、全国47都道府県すべてに拠点を構え各地で豊富な実績を誇る会社です。
高耐震技術により地震や台風による「揺れ」に強い建築を実現しています。

「ユニバーサルデザイン」や「バリアフリー設計」の間取りが特徴で、子どもから高齢者まですべての入居者の安全に配慮した住まいづくりに力を注いでいます。

さらに、仲介店舗の「ホームメイト」と賃貸住宅検索「ホームメイト」による集客、全国テレビCMによるPRなど独自の「入居仲介促進システム」を展開している点も強みです。
あらゆる方法を掛け合わせた集客・ＰＲ活動により、98.8％と高い入居率を保っています。

1-5.パナソニックホームズ

パナソニックホームズは、持続資産をコンセプトに生まれた賃貸住宅「ユアメゾン」を展開する業界大手企業です。

地震に強い鉄骨構造が特徴で、制振軸組鉄骨構造では万一の地震による建て替え保証がついています。
加えて、多層階住宅の技術にも歴史と実績があり、無溶接ボルト構法の重量鉄骨ラーメン構造は9階まで建築できます。

サポート面では、総合的な経営サポート「ユアメゾン オーナーサポートシステム」を展開していることが特徴です。
一括借り上げシステムや賃貸・建物管理など充実したサポートを受けられます。

1-6.ミサワホーム

ミサワホームは、1990年以来住宅業界で唯一34年連続グッドデザイン賞に輝いたデザイン性に定評のある会社です。
デザイン力の高さと入居者のニーズに合わせた提案力により、年月が経過しても価値が下がらない資産活用を実現しています。

また、1998年には世界初の「ゼロ・エネルギー住宅」を発売するなど、地球環境に配慮した住まいづくりに注力していることも魅力の１つです。

優れたデザイン性だけでなく、先進的な付加価値のあるマンションを多数供給しています。
構造体に関しては35年まで無償で保証があることや防水や白蟻など構造以外の箇所にも初期保証が設けられていることが特徴です。

1-7.三井ホーム

三井ホームは、三井不動産グループの一員で企画から設計、施工、管理・運営、リーシングに至るまでグループ内に専門企業を持つ会社です。
さまざまな要望にワンストップで応えられる体制が整っていることが、多くのオーナーに選ばれる理由となっています。

建築面では、耐震性・遮音性・耐火性・断熱性に優れた高性能のマンションを木造建築で実現しています。
ツーバイフォーに独自の技術を加えた最新工法「プレミアム・モノコック工法」は、木造ながら4階建て以上も建築できるほど、高い耐震性を誇ります。

1-8.住友不動産

住友不動産は、大規模な都市開発から高層ビル、マンションの建設、ビジネスホテルの運営まで不動産に関係するさまざまな事業を手掛ける大手企業です。

木造建築に特化していることが特徴。
長年の実績とノウハウから生み出された技術により高い性能を誇る賃貸マンションを供給しています。

高性能ながら木造のため、低コストで建築できることが強みとして挙げられます。
整形地に限らず形の悪い土地や狭い土地でも柔軟に対応でき、土地を最大限に活用できます。

また、サポート面ではさまざまな専門家が連携する「エキスパート制」が特徴で、各分野の専門家によるアドバイスを受けられるため、長期的に安定的な賃貸経営を実現しやすくなります。

1-9.旭化成ホームズ

旭化成ホームズは、「ロングライフ住宅」をコンセプトに安全性と耐久性に優れた長く使い続けられる賃貸住宅を供給している会社です。
長年培った実績をもとに火災や地震などの災害に強い長寿命のマンション建築を実現しています。

さらに、ペット共生型賃貸住宅やシニア向け住宅など、高付加価値の商品を多数展開しています。
地球環境に優しいZEH賃貸住宅や防災ステーションを備えた防災力のある賃貸住宅など、入居者のニーズに寄り添った住まいづくりに注力しています。

サポート面では、初期保証30年と60年無料点検システムが特徴です。建物を長期にわたり安全に使える工夫が施されています。

1-10.クラスト

クラストは、首都圏・近畿圏・東海地方を中心にネットワークを広げている会社です。
数多くの公共事業を手掛けてきた技術力とノウハウを活かして、高品質で災害に強い鉄筋コンクリート（RC）造のマンションを供給しています。

自社設計により無駄を削って「ローコスト＆ハイクオリティ」が実現可能にしています。
主要構造や間取りを規格化することにより、耐震性・遮音性・耐火性に優れながら低コストでの建築を叶えています。

また、クラストの最大の特徴は、業界の中でもきわめて珍しい「無料管理システム」です。
このシステムでは、定期点検や入居者募集、メンテナンスなど無料ながら他社が提供する有料システムに遜色ない手厚いサポートを受けられます。

2.大阪のマンション建築状況

2-1.賃貸住宅の着工数は上昇傾向

内閣府の調査によれば、全国で住宅需要の高まりがみられ、特に貸家着工においては東京や大阪など都市部で増加傾向です。

また、不動産研究所の資料によると2023年における貸家新設着工戸数は全国で34万4,874件と前年比を7.3％上回る結果となっています。
加えて、近畿圏における居住用賃貸の成約件数は上昇傾向です。
特に大阪では、シングルとファミリー向けの賃料が高値で推移しています。

参考：内閣府経済財政分析｜「貸家建設の動向について」
参考：（公社）全国宅地建物取引業協会連合会 不動産総合研究所|「不動産市場動向データ集

2-2.40㎡以下の賃貸住宅は、需要が増えている

大阪では、31～40㎡の賃貸住宅の着工が最も多い一方で、40㎡以上の広い部屋は少ないとのことです。
この背景には、新型コロナウィルス感染症流行による人口移動が関係しているといった内閣府の指摘があります。

大阪では、2020年以降単身者が多いと思われる20～29歳の転入者数が増えました。
その結果、単身世帯から需要がある40㎡以下の賃貸住宅に注目が集まっているものと考えられます。

しかし、2021年には転入超過であるものの数は減少傾向にあるため、地域によっては広い部屋の需要が高まる可能性もあるでしょう。

参考：内閣府経済財政分析｜「貸家建設の動向について」
参考：大阪府「大阪府の人口データ」
参考：日本経済新聞｜大阪府、7年連続で転入超過　神戸市は初の転入超