【初心者向け】マンション経営に掛かるランニングコストの相場を簡単解説
本記事ではマンション経営を始めようとお考えの方に向けて、マンション経営にかかるランニングコストについて解説します。
この記事を読むと、
- マンション経営にかかるランニングコストの相場
- マンション経営におけるランニングコストの内訳
- ランニングコストを抑えてマンションを経営する方法
といったことがわかります。
1.マンション経営でランニングコストはいくらかかる?
ランニングコストとは、マンション経営を維持するために継続的にかかる費用のことです。
一般的に、家賃収入の20%程度とされています。
ランニングコストは必要経費に含まれ、マンション経営の収入から差し引かれます。
2.マンション経営のランニングコスト内訳
マンション経営でランニングコストとして発生する費用は以下のとおりです。
費用 | 内訳 |
---|---|
毎月発生する 費用 |
|
毎年発生する 費用 |
|
ここでは、それぞれの費用について個別で解説します。
2-1.毎月発生する費用
マンション経営において毎月発生する費用は以下の5つです。
費用 | 概要 |
---|---|
管理委託費 | 賃貸管理・建物管理の委託をする不動産会社に支払う費用 |
ローンの 利息分 |
毎月支払いをするローンの「利息」と「振込手数料」 |
通信費 | マンション経営のために使った電話代・ネット代など |
消耗品費 | マンション経営のために使った文具・日用品などすべて |
水道光熱費 | マンションの共用部分にかかる水道光熱費全般 |
それぞれの費用の詳しい内容については、以下の記事をご参照ください。
2-2.毎年発生する費用
マンション経営において毎年必ず発生する費用は以下の4つです。
費用 | 概要 | |
---|---|---|
損害保険料 | 建物に対する火災・水害・地震の損害保険料 | |
税金 | 固定資産税・ 都市計画税 |
不動産の所有者が必ず支払う税金 |
所得税・ 住民税 |
マンション経営で利益が発生した場合に支払う税金 | |
減価償却費 | 建物の法定耐用年数で建築費を割ったもの | |
税理士報酬 | 税務に関わる作業を代行してもらったときに、税理士に支払う報酬 |
それぞれの費用の詳しい内容については、以下の記事をご参照ください。
3.マンション経営でかかるその他の費用
マンション経営においては、ランニングコストに加えて以下の費用が発生することがあります。
費用 | 内訳 |
---|---|
マンション経営開始時に発生する費用 |
|
マンション経営中に不定期に発生する費用 |
|
ここでは、それぞれの費用について個別で解説します。
3-1.マンション経営開始時に発生する費用
マンション経営を始める際、初期費用として以下の費用が発生します。
種類 | 内容 |
---|---|
マンションの建築費用 |
|
建物の測量・地盤調査・解体費用 | 測量図・地盤調査・不要な建築物の解体費用など |
登記費用 | 法務局への書類申請と司法書士報酬 |
金融機関のローン手数料 | 融資の際の事務手数料 |
保証会社手数料・ 団信保険料 |
融資の際の保証会社・団体信用生命保険代 |
損害保険料 | 建物の火災保険・地震保険など |
固定資産税・ 都市計画税(日割) |
不動産を所有している人にかかる地方税 |
不動産取得税 | 不動産を新規に取得した人にかかる地方税 |
印紙税 | 契約書面などに貼る収入印紙代 |
入居者募集費用 | 不動産会社への仲介手数料ほか |
初期費用の詳しい内容については、以下の記事をご参照ください。
また、マンション経営を始めるにあたって用意すべき自己資金については以下の記事で解説しています。
3-2.マンション経営中に不定期に発生する費用
マンション経営において、以下の費用が不定期に発生することがあります。
費用 | 概要 |
---|---|
不動産取得税 | マンションを所有した時に1回のみ発生する税金 |
仲介手数料・ 広告宣伝費 |
|
修理修繕費 | 建物や設備をもとの状態に戻すための修理修繕費用 |
大規模修繕費 | 5~10年に一回行われる大がかりな修繕工事費用 |
内装などの 原状回復費 |
入居者が退去した場合に内装や設備の一部を原状回復するための費用 |
旅費・交通費 | マンション経営のためにかかったバス・電車・タクシー代金など |
接待交際費 | マンション経営のためにかかった懇親会や相談会などのお茶や食事代など |
情報収集費用 | マンション経営のためにかかった新聞・書籍・雑誌代、ネット課金代、勉強会・セミナー参加費など |
立退料・ 弁護士費用 |
|
これらの費用は毎月・毎年必ず発生するわけではありませんが、マンションの経営状況などに応じて適切に支払うことが大切です。
各費用の詳しい内訳については、以下の記事をご参照ください。
4.マンション経営でランニングコストを抑えるには?
マンション経営でランニングコストを抑える方法として、以下の具体例が挙げられます。
- 管理委託費の相場に合った管理会社を選ぶ
- 日常的にメンテナンス・清掃を行って修繕費を軽減させる
- 確定申告を自分で行って税理士報酬を削減する
- 融資を受けた金融機関とは別の金融機関でローンを組み直し、金利を軽減させる
- 法人化して所得税の負担を軽減させる
ただし、マンションの経営状況によってケースバイケースでもありますので、内容をよく吟味して決断してください。
マンション経営におけるランニングコストの目安は以下のとおりです。
- 家賃収入の20%程度
マンション経営におけるランニングコストの内訳は以下のとおりです。
- 管理委託費
- ローンの利息分
- 通信費
- 消耗品費
- 水道光熱費
- 不動産取得税
- 仲介手数料・広告宣伝費
- 修理修繕費
- 大規模修繕費
- 内装などの原状回復費
- 旅費・交通費
- 接待交際費
- 情報収集費用
- 立退料・弁護士費用
詳細は「2.マンション経営のランニングコスト内訳」にて解説しています。
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