【建築事例】福岡県の人気エリアでパターンオーダーのおしゃれ物件を建築!/福岡県太宰府市
今回の物件は、福岡県太宰府市にある3LDK・テラスハウスの紹介です。
大家のNKさん(仮名)は、定年退職を機に長らく空き家になっていた物件を賃貸物件として活用しようと決意しました。東京在住ながらも、遠く離れた福岡県の物件オーナーをされています。複数の不動産を所有し、数々の経験をしてきたからこそ感じる不動産経営の難しさについて、今回お話を伺いました。
【オーナープロフィール】
- 60代男性
- 家族構成:妻、子供
- 土地活用のきっかけ:空き家物件の活用
【物件情報】
- 場所:福岡県太宰府市
- 土地面積:223㎡
- 構造:木造2階建て
- 間取り: 3LDK(2戸)
- 竣工年月:2023年完成
- 建築メーカー:悠々ホーム
- 建築費: 3,001万円~ 5,000万円
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大型乗用車4台も停められる広々駐車場
――まずは、土地活用をするに至った経緯をお聞かせいただけますか。
土地自体は私が中学生の時、昭和51年(1976年)に建売で購入したものです。30坪くらいの家で、5DKでした。2年ほど住んで、その後はずっと貸していましたが、10年ほど前から空き家の状態が続いていました。
リフォームして貸し出すか、建て替えるか、あるいはもう土地ごと全部売りに出そうかと考えましたが、思っていたより売却金額がかなり安く提示されたので売却する道はないなと。
そこから数年経って、自分も仕事を定年退職して時間に余裕ができたこともあり、せっかくだから活用しようかなと。物件のある場所が、福岡県の中でも人気のある場所で、なかなか手に入りにくい場所なので、手放したくないという思いもありました。
――時間的な余裕は大事ですよね。
はい。一昨年の10月にHOME4Uにインターネットで相談を持ちかけました。すぐに回答があって、そこで今回依頼した悠々ホームさんを知りました。
本当は、悠々ホームも一坪90万円から100万円近くするらしいのです。ただ、パターンオーダー物件、いわゆる規格品なのですが、それで建てるとお手頃な価格でできると知りました。
一方で、駐車場の補強等で費用はかかりました。もともと当時の家は駐車場が1台分しかなかったんですが、物件を建てるにあたって、1戸2台ずつで計4台停められる駐車場を作ることにしたんです。
あと隣家との境界部分を補強。この2点で多少費用はかかりましたが、思い入れのある土地だったので、残したいという思いはありました。
――物件について教えてください。
2つの建物がつながったテラスハウス(連棟式の集合住宅)のようになっています。一部地域では土地を50坪以下に区切れないところがあります。つまり、50坪以上の土地に1軒しか建物を建てられません。うちの土地は67坪なので、その制約があって2軒は建てられない。それで長屋タイプで申請しました。2軒建てて半分廊下みたいなのでくっつけています。もちろん内部は閉鎖されています。
1軒あたり3LDKはあります。駐車場も大型乗用車2台分停められます。リビングダイニングも14.7畳ほどあるので、広々しています。2階にも数部屋ありますが、うち1部屋はウォークインクローゼットになっています。
――今回利用した「パターンオーダー」とはどういったものですか。
悠々ホームは、結構な数のパターンオーダー物件を取り扱っていて、土地の形状にあわせて提案もしてくれてすごいなと思いましたね。
木造ですが、外壁とかサイディング、家の中のフローリングとかバスタブだとか、そのあたりを何十種類ものパターンから選べるんです。だから同じパターンの家でも見た目が全然違うものが建つんですよね。
実際、今回建てた物件も白系と茶系ですが、それぞれ外壁は異なる素材を複数組み合わせているので、白色でも少しずつ色味が違っておしゃれです。
――どんな入居者さんが住んでいるのですか?
それが、ちょっと苦戦していまして。2023年の7月に物件自体は完成したのですが、1軒はずっと空室です。募集はかけていますが、思うようにはいかないものです。入居中の1軒も24年2月で解約になります。「まさか2軒とも空室か」と肝を冷やしましたが、今月(24年2月)の15日から一軒は入居を希望する方が現れました。
――答えにくい質問で恐縮なのですが、入居者が決まらない要因は何だと思いますか。
やっぱり、最大の要因は建物が完成した時期でしょう。7月だったので人の移動がほとんどない時期です。あと、家賃設定が相場より高すぎたかもと思い多少値下げしました。こちら側も、売り出し方というか、アピールの仕方を試行錯誤して、入居が決まるように進めています。
遠距離での打ち合わせで学んだこと
――ご自身は東京、物件は福岡。遠隔だと打ち合わせも大変ですよね。
そうですね。福岡の住宅メーカーである悠々ホームさんのことはもともと知っていたわけではありません。打ち合わせをするにしても、悠々ホームの本社(大野城市)に足を運ぶことは難しかったです。
2~3回通えていたら、パターンオーダーの種類も、その場で色々見せてもらえたのかなと思います。うちが今回建てたのは75㎡くらいの物件ですが、土地の広さ的にもう少し大きいものが建てられたような気もしています。
間取りは一緒でも、1つ1つの部屋を少し広くすることはできたと思います。悠々ホームもそういうパターンは色々持っていたので、もう少し話し合いで詰めれば良かったかなと感じています。
――ほかに大変だったことはありますか?
解体は、2022年中に始めたかったですが、なかなか進まず、結局2023年の2月に始まったように記憶しています。
あと予想外でいえば、お隣さんの境界ブロックでしょうか。私のテラスハウスの完成間際になって、隣家の擁壁が一部壊れていたことが見つかりました。もし将来的に崩れたら土砂等が流れ込んでくるからまずいと思いました。ちょうど私自身、完成直前の7月に九州まで足を運んでいたこともあって、そこで自ら隣家と話をして、うちが頼んでいた土木業者に隣家の擁壁もお隣さんから頼んでもらい、亀裂が入っている部分を補修してもらいました。
ご自身が住んでいるところから遠く離れた福岡で土地活用をされたというNKさん。複数の不動産を運用しているNKさんだからこそ、できた技ではないかと感じるところも多かったです。建築時期はもちろんのこと、管理会社選びの重要性や打ち合わせの密度など、これから土地活用を考えている方に参考になる内容をうかがえました。
※記事内の情報は全て取材当時のもの
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