この記事ではセレコーポレーションで賃貸アパートを経営・建築した場合の強みや注意点、評判について解説しています。
この記事を読めばセレコーポレーションで賃貸住宅を建てることが自分に合っているかを検討できます。
この記事のまとめ
- セレコーポレーションが優れている点
- 若者をターゲットとした間取りと一貫生産にこだわり、高品質・低コストを実現している。
- セレコーポレーションの注意するポイント
- 対応エリアは首都圏のみで、ファミリー層やシニア層には向いていない間取り。
- セレコーポレーションに合う建主(オーナー)の特長
- 首都圏で若者をターゲットにしたアパートをコスパよく建てたい人。
1.セレコーポレーションの特徴(強みと注意点)&こんな「建主」におすすめ
初めに、セレコーポレーションが提供している賃貸アパート・住宅の基本データは以下になります。
【セレコーポレーションの基本データ】
構造・工法 |
軽量鉄骨 |
デザイン |
・立体的な空間を意識した、独創的な設計
・赤煉瓦調の外観 |
坪単価 |
非公開 |
保証 |
初期保証20年
(最長30年) |
販売戸数 |
累計約2,778棟
(2024年2月時点) |
セレコーポレーションは東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県に事業エリアを絞り、若者をターゲットとした空間設計に力を入れているアパートメーカーです。
軽量鉄骨に特化し、製造から施工まで自社一貫生産をしているため高品質で比較的低コストなアパート建築を実現しています。
次にセレコーポレーションで賃貸住宅を建築する強みは以下の3つになります。
セレコーポレーションの強み
- 軽量鉄骨に特化した自社一貫生産によって、高品質で低コストなアパート建築が実現できる。
- 若者をターゲットにした空間設計と高級感のある外観で他と差別化できる。
- 最長30年の保証や賃貸・建物管理など手厚いサポートを受けることができる。
セレコーポレーションでは対応エリアを東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県に絞り、設計、施工、管理を一貫して自社で行うことで、高品質かつ低コスト化を実現しています。
また、通常のワンルームや1Kと同等のスペースでLDKのような間取りやテレワークに特化した間取りなどにでき、独創性の高さで若者にアピールすることができます。
さらに、セレコーポレーションでは建主や入居者に生涯に渡る寄り添ったサポートを目指しており、「最長30年保証」や賃貸・建物管理を代行してくれる「集金代行システム」や「一括借り上げシステム」、その他にもセミナーの実施など手厚いサポートを行っています。
次にセレコーポレーションで賃貸住宅を建築する際の注意点は以下の3つになります。
セレコーポレーションの注意点
- 対応エリアが1都3県の首都圏のみ。
- 若者をメインターゲットにした間取りのため、ファミリー層やシニア層には向いていない。
- 賃貸管理サポートの一括借り上げにはリスクもある。
セレコーポレーションの対応エリアは1都3県のみとなっています。
さらに若者や単身者向けに設計されているので、ファミリー層やシニア層の入居者を集めるのには向いていません。
賃貸管理サポートには「一括借り上げシステム」がありますが、定期的な借り上げ家賃の見直しがあり、家賃収入が減少するリスクもあるので気をつけましょう。
最後にセレコーポレーションをおすすめできる「建主」の特徴は以下の3つになります。
セレコーポレーションをおすすめできる「建主」の特長一覧
- 首都圏に土地を持っていて、若者をターゲットにしたアパートを建てたい人。
- 高品質な軽量鉄骨造のアパートを低コストで建てたい人。
- 建築後に管理サポートなどのフォローが欲しい人。
若者をターゲットにした間取りと外観が最大の特徴であるため、首都圏で若者向けのアパートを経営したい人にセレコーポレーションは向いています。
さらにセレコーポレーションは軽量鉄骨に特化し、製造から施工まで自社一貫生産によって高品質・低コストを実現しているので、初期費用を抑えたい人にもおすすめです。
また、建築後には「一括借り上げシステム」や「集金代行システム」などサポートも充実しているので、初めて経営を始める人や直接管理をする余裕のない人には向いています。
2.実際の建主さんの声 セレコーポレーションを選んだ理由
この章では、実際にセレコーポレーションで経営しているオーナーの生の声をご紹介。
Mさん(49歳)
相続した土地で本業の傍ら、アパート経営を開始
Mさんのセレコーポレーションを選んだ理由
- ワンルームでも他と差別化した間取りにできる
- 低価格で建築できる
- 建築後の管理代行がある
Mさんが相続した土地は大学が近くにある立地であったため、学生をターゲットにワンルームか1Kのアパートを検討していました。
セレコーポレーションの「FeelType」の間取りが個性的で他と差別化できると思い、建築費用も低めだったことが選んだ決め手となったそうです。
建築後も「集金代行システム」によって管理業務を代わってくれるので、安心して始められたと言います。
Eさん(74歳)
長年アパートを経営しており、立て替える際にセレコーポレーションに依頼
Eさんのセレコーポレーションを選んだ理由
- テレワークに最適な間取りで差別化できると思った
- タイル風の上品な外観によって付加価値がつけられる
- コスパが良い
これまで数棟のアパートを経営していたEさんですが、時代の変化に伴いテレワークもしやすい1人暮らし用のアパートを建てたいと考えていたところ、セレコーポレーションの「Fusion Type」がぴったりだと思ったそうです。
さらに、入居者にとって付加価値となりうる、上品な外観デザインも決め手となったそうです。
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3.実際の建主さんの声 セレコーポレーションに不満を感じた理由
オーナーが不満に感じた気になるポイント、素直な意見をご紹介。
Yさん(55歳)
飲食店を数店舗経営する傍ら、アパート経営を開始
Yさんのセレコーポレーションへの不満
- 首都圏以外にも展開して欲しい
Yさんは経営していた埼玉県のお店を閉店し、セレコーポレーションでアパートを建てることに。
順調に収益を上げているので群馬の店舗もアパートにしたかったそうですが、セレコーポレーションでは対応エリア外なので建てられませんでした。
Tさん(41歳)
親が所有していた土地を相続したことを機に、アパート経営を開始
Tさんのセレコーポレーションへの不満
- 途中でターゲットを変えることができない
- 家賃の見直しによって収益が下がった
独創的な間取りと外観デザインに惹かれ、セレコーポレーションを選んだTさんでしたが、若者が少ない地域であったために空室が目立つようになってしまいました。
ターゲットを変更することも難しく、一括借り上げの賃料見直しで収益が下がったと言います。
アパート経営を始める際には間取りと外観デザインだけで選ぶのではなく、その地域のニーズを踏まえた上で選ぶことが大切です。
また一括借り上げでは数年おきに家賃の見直しがあり、空室が続くと賃料の減少にもつながるので気をつけましょう。
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4.セレコーポレーションのメリット 詳細解説
この章ではセレコーポレーションの3つのメリットについて説明します。
セレコーポレーションの強み
- 軽量鉄骨に特化した自社一貫生産によって、高品質で低コストなアパート建築が実現できる。
- 若者をターゲットにした空間設計と高級感のある外観で他と差別化できる。
- 最長30年の保証や賃貸・建物管理など手厚いサポートを受けることができる。
4-1.軽量鉄骨に特化した自社一貫生産によって、高品質で低コストなアパート建築が実現できる
セレコーポレーションは設計から入居後の賃貸・建物管理にいたるまで、すべて自社で完結しています。一貫して自社で行うことで高品質で低価格なアパート建築を実現しています。
セレコーポレーションでは住宅性能表示制度の最高等級である「耐震等級3」にも対応している「ハイテンションキューブシステム」を採用しています。
「ハイテンションキューブシステム」により、横から加わる力を受け止め、建物に加わる力を受け流すことができます。
さらに、設計段階、製造工程、建築現場それぞれで厳重な検査を行っており、最終的には第3者機関の検査Gメンによる厳密な品質検査を行っています。
4-2.若者をターゲットにした空間設計と高級感のある外観で他と差別化できる
セレコーポレーションは若者や単身者をターゲットとした独創的な空間設計が特徴です。
「Feel Type」、「Fusion Type」、「Fwin Type」、「Feel+1 Type」の4種類の間取りを提案しています。
●Feel Type
Feel TypeはワンルームでありながらLDKを感じさせる間取りになっています。住戸間の壁をあえて凹凸の形状とすることで、玄関から見えないベッドスペースや十分な収納スペースの確保を実現しています
●Fusion Type
Fusion Typeはテレワークがしやすいした独立したワークスペースを設けており、革新的な間取りが特徴です。また、敬遠されがちな1階の部屋を掘り下げて付加価値を提供することで、入居者に喜ばれる作りになっています。
●Fwin Type
Fwin Typeは、二人暮らしに特化した空間設計で、二人暮らしに配慮した設備・仕様になっています
●Feel+1 Type
Feel+1 Typeは「Feel Type」の”凸凹設計”に「Fusion Type」の”高さ”をプラスした、より現代の生活シーンとニーズに合わせた空間設計です。
また、カードや暗証番号で簡単に玄関の鍵を開けられたり、スマートフォンから照明のON/OFFやタイマー設定・調光の切替ができたりなど、IoTにも対応しています。
さらにセレコーポレーションは外観デザインにもこだわりがあり、赤煉瓦調で上品さのある外観の「My Style vintage」、街や人、時代を選ばない普遍的なシンプルモダンなデザインの「MyStyle」、立地や環境、街並みに合わせて4 つの外壁パターンを選べる「My Style select」の3つのプランがあります。
<My Style vintageの外観イメージ>
4-3.最長30年の保証や賃貸・建物管理など手厚いサポートを受けることができる
セレコーポレーションはオーナーを100年先までも支え続ける会社を目指し、長期にわたってオーナーに寄り添った手厚いサポートを行っています。
具体的には最長30年の保証の他、賃貸管理や建物管理などがあります。
賃貸管理には「20年一括借り上げシステム」「家賃固定型20年一括借り上げシステム」「集金代行システム」の3種類の賃貸管理システムがあるので、オーナーの経営スタイルやライフスタイルに合ったサポートを受けることができます。
5.セレコーポレーションの注意点 詳細解説
この章ではセレコーポレーションの3つの注意点について説明します。
セレコーポレーションの注意点
- 対応エリアが1都3県の首都圏のみ。
- 若者をメインターゲットにした間取りのため、ファミリー層やシニア層には向いていない。
- 賃貸管理サポートの一括借り上げにはリスクもある。
5-1.対応エリアが1都3県の首都圏のみ
セレコーポレーションは、あえて規模を拡大しないという経営理念なので、エリアは東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県のみになります。
そのため、建築できるエリアが限られているため、たとえセレコーポレーションデザインや設計を気に入ったとしても展開エリア以外では建築できません。
5-2.若者をメインターゲットにした間取りのため、ファミリー層やシニア層には向いていない
セレコーポレーションは若者や1〜2人暮らし向けの設計のため、ワンルームや1LDKの間取りとなっています。
そのため、ファミリー層をターゲットにしたい場合には向いていません。
またロフトやおしゃれな内装が特徴的なので、シニア層を集客することも難しいでしょう。
5-3.賃貸管理サポートの一括借り上げにはリスクもある
セレコーポレーションでは建築後に「20年一括借り上げシステム」を利用すると、空室リスクや滞納リスクがない経営を行うことができる一方で、2年毎に家賃の見直しがあります。
空室率の高さや年数経過によっては家賃を下げられる可能性があり、思ったよりも利益が上がらなくなる場合があります。
6.「セレコーポレーション」はこんな「賃貸アパート経営」をしたいオーナーにおすすめ
この章ではセレコーポレーションで賃貸アパートを経営するのに、おすすめの建主の特徴を3つ紹介します。
セレコーポレーションに合う「建主」の特長一覧
- 首都圏に土地を持っていて、若者をターゲットにしたアパートを建てたい人
- 軽量鉄骨造のアパートを低コストで建てたい人
- 建築後に管理サポートなどのフォローが欲しい人
6-1.首都圏に土地を持っていて、若者をターゲットにしたアパートを建てたい人
セレコーポレーションのアパートの最大の特長は、若者をターゲットにした独創性の高い間取りです。
首都圏で若者のニーズが高い立地に土地を持っている人は、セレコーポレーションのアパートが向いています。
6-2.軽量鉄骨造のアパートを低コストで建てたい人
セレコーポレーションは、設計、部材の製造、施工、管理にいたるまで自社で一貫して行うので、高品質で比較的低コストなアパート建築を実現しています。
軽量鉄骨でコスパの良いアパートを建てたい人には向いています。
6-3.建築後に管理サポートなどのフォローが欲しい人
セレコーポレーションは建築後も賃貸管理やや建物管理など手厚いサポートを行っています。
一括借り上げシステムもあるので、アパート経営が初めての人や本業があってアパート経営にかける時間がない人には向いています。
7.一般的なアパート建築費との比較
セレコーポレーションでアパートを建築する際の費用と、一般的な大手不動産での建築費用と比較してみましょう。
|
坪単価 |
100坪での建築総額 |
一般的な鉄骨造アパート3階建て |
約80~約120万円 |
約8,000万円~約1億2千万円 |
セレコーポレーション3階建て |
非公開 |
非公開 |
比較 |
セレコーポレーションの坪単価は非公開のため、比較できません |
セレコーポレーションの坪単価は非公開のため、比較できません |
セレコーポレーションの坪単価は非公開のため、一般的なマンションの坪単価と比較はできませんでした。ただし、セレコーポレーションは、部材の製造から施工まで自社で一貫して行っているので、低コストで建てられるという声が多いです。
8.収益プラン例
この章では、一般的な鉄骨造の賃貸アパートを経営した際の収益プラン例を紹介します。
3階建てワンルーム12戸のアパートを経営した場合の初期費用、利回りは以下のようになります。
- 前提条件
- 場所:神奈川県横浜市 桜木町駅から徒歩12分圏内
構造:軽量鉄骨造
延べ床面積:98坪
階数:3階建(ワンルーム12戸)
家賃:1戸当たり月9万円
- 初期費用
- 合計:1億780万円(ローン:8,624万円、自己資金:2,156万円)
建築費:9,800万円
諸経費:980万円
- 利回り
- 年間家賃収入:1,296万円
年間経費:約194万円
年額利益(満室):約1,102万円
空室率:2%
年額利益:約1,076万円
実質利回り:約10.0%
※実際は、この利益から、ローン返済額(約317万円/年)を引いた数字が手元に残ります。
9.セレコーポレーションでアパート経営を成功させるには
上記ではセレコーポレーションの特徴や強み・注意点、評判を紹介してきました。
セレコーポレーションは若者や1〜2暮らし層をターゲットにし、独創的な間取りや上品で高級感のある外観がポイントでした。
さらに低コストで建てられることや建築後のサポートも魅力です。
一方で首都圏のみに対応しており、ファミリー層やシニア層に向けた経営は難しいです。
一括借り上げのリスクを理解した上で利用し、若者や単身者をターゲットとした経営プランを立てることが、セレコーポレーションでアパート経営を成功させる鍵となります。